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インタビュー

中学入試を終えた親子へ
入学までどう過ごす?

毎日新聞社

 私立中学校の受験時期を迎えた。結果が出るのが早い場合は、小学校を卒業して中学に入学するまで数カ月もある。中学校生活が始まるまでの自由な時間をどう過ごすか。入学したらどんな生活が待っているのか。先陣を切って入試を実施する北嶺中(北海道)の郷頭竜也副校長に聞いた。また、家庭学習の進め方についても日能研関西の個別指導塾代表、小松原崇史さんと浜学園の山田晃一さんに助言してもらった。【安部拓輝】

ハイペースな授業に備えて

 私立中学の入試は年明け早々に始まる。関西地域でも受験者が多い北海道の北嶺中は1月8日に実施した。3日後には結果が出るため、入学までに90日近くある。受験勉強が終わり解放感に浸りたいところではあるが、進路指導部長を兼ねる郷頭さんは「ゲームやユーチューブにはまり、学習習慣が崩れてしまうと入学してから大変です」と話す。北嶺では高2までに高3の単元を消化するため、中学の授業時数は公立の2倍近い。月火水は7時間授業で、土曜も毎週4時間。さらに、生徒の半数以上が生活する寮では午後7~11時まで学習時間として設定されている。

郷頭副校長
北嶺の寮で学習する生徒たち=同校提供

 履修内容は文部科学省の学習指導要領に基づいているが、かなりのハイペースで進むのだ。例えば、英語はアルファベットから始めるが、「みんな書けるよね? という確認から始まります」(郷頭さん)。入学者には学習課題を届けて順調に滑り出せるよう準備を促す。学習習慣を身につけて良いスタートを切れた生徒は6年後の大学受験まで順調に伸びていくことが期待できるからだという。

 中には子どもに英検などの受検を勧める家庭もあるが、「それは必須ではありません」と郷頭さんは話す。「自分はできると勘違いして努力を怠るよりも、学校でコツコツ積み重ねていく方が結果として伸びます。東大や医学部の英語にも十分に対応できる力はついていきますよ」

毎日計算、英単語の覚え方を習得

 難関校受験を支援する浜学園の山田さんも同様の見解で、中学以降では読み書きの比重が高まる点に注目する。単語のスペルはローマ字とは違い、発音も違う。山田さんは「英語を英語として字面と一緒に耳で発音も覚えていく方法を身につけてはどうだろうか」と話す。

山田さん
小松原さん

 算数も数学に変わる。特徴の一つとして小松原さんは、証明問題のように答えを出すだけではなく、答えを求めるプロセスが問われる点を挙げる。「早く答えを出すだけでなく、どうやって解答を導き出すのかにも興味を持ってほしいですね」。とはいえ計算力は全ての基盤だ。小松原さんは「5分で解けていた問題が、やらなくなると10分20分かかるようになる。入学前の課題や受験勉強で使った問題集を毎日コツコツやることが大事」だと助言する。

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