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学食めぐり【番外編】
寮生の食生活支える食堂
ラ・サール学園中高/北嶺中高

日能研

 小学校を卒業して親元を離れ、遠く離れた学校での生活にチャレンジする生徒たちがいる。気がかりなのは、日々の食生活。学食めぐりの番外編は、遠方からの生徒を多く受け入れているラ・サール学園中学・高等学校(鹿児島県鹿児島市)と北嶺中学・高等学校(北海道札幌市)を訪ね、学生寮の食事を見学させてもらった。【日能研関西・橘雅康、丸川悦子】

600人いてもきめ細かく

■ラ・サール学園中高(鹿児島県鹿児島市)

 ラ・サール学園は、全校生徒の約半数の600人が「ラ・サール学園寮」で暮らす。寮生は学校で勉強しながら、朝昼晩は寮の食堂でご飯を食べる。
 昼休み。4時間目が終わるチャイムとともに生徒たちが食堂に向かう。昼食時は座席が指定され、配膳が完了している。朝食、夕食や休日の昼食は自由席で、部活動生同士や友人同士で楽しく語らいながら食べる。

昼食は自分の指定席に着席する
この日のメインディッシュはハンバーグ

 病院やホテルなどでの経験がある調理師や栄養士、管理栄養士らがアレルギー対応食も準備する。座席には生徒のアレルギー情報を示す札を置き、トレーの色を変えておくことで誤って一般食を食べてしまうリスクをなくしているという。
 体調不良の生徒には消化に良いおかゆに、歯科矯正や口の中をけがしている時には刻み食にも対応する。経口補水液やゼリーも常時準備している。この道27年の調理師、北山さんは「はじめて親元を離れる子どもたちがほっとできる食堂になるように心がけています」と話す。

座席に置かれたアレルギー情報の札
昼食をとる高2の生徒たち

地元産の食材で男子を笑顔に

■北嶺中高(北海道札幌市)

 男子校の北嶺では現在、生徒の65%を超える400人が「青雲寮」に入寮する。寮の食堂では、朝昼晩に夜食をプラスした4食が毎日提供される。朝食は和洋食のビュッフェ形式で、夕食は二つの定食から選ぶ。昼食は通学している生徒も利用可能だ。カレー系、めん類、定食など3種類から選択できる。

カレー、めん類、定食から選ぶ昼食
ボリュームある昼食時定食の一例

 副寮監長を務める谷地田護校長は「栄養面を踏まえながら、北海道産にこだわった食材で男の子が喜ぶものを出してあげたい。おいしく笑顔になれる食堂をめざしています」と話す。ヒレカツ、からあげ、ジンギスカン、ローストビーフに温泉卵を添えた「北嶺丼」は、谷地田校長が考案した「自慢の逸品」だ。

学期に一度の特別メニュー「北嶺丼」は牛・豚・鶏・羊肉がそろう
デザート、スープも付く北嶺丼
全国各地から集まる仲間たち

 食事に絡むイベントにも重きを置く。今年で10年目となるジンギスカンバーベキューや、マグロの解体ショーまで開かれる。牧場で牛の給餌や搾乳を体験させてもらうなど、寮生活をしながらも北海道らしさが味わえるのが特徴だ。

マグロの解体ショー
解体したマグロを楽しむ生徒たち

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